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(連帯委員会のリリースが、先週から少しずつ更新再開され始めています。
こちらでもできる範囲で訳出を続けていきます。) *********** http://www.stoptibetcrisis.net/pr281008.html October 28, 2008 「チベットには自由も人権もない」――このように訴えて、一人の少年が自殺した。 信頼できる情報筋によると、2008年10月18日午後4時ごろ、マロ・チベット自治州ツォ・ノン地方チェンツァ地区の中学校に通う一人の生徒が、チベットには自由も基本的人権もないことを訴えるため、自殺を図り、亡くなった。 ツォ・ノン地方カンツァ域のユルン街(ココノール北方のチャブチャ・タナクとも呼ばれる)で、タシ・ナムギャル・ツァン氏の子息である17歳のルンドゥブが、3階建ての学校の屋根から飛び降りて自殺した。ルンドゥブはチェンツァ地区に一年間住んでおり、二年後には高校へ進学する予定だった。非常に礼儀正しく、クラスの中でも最優秀グループに入っていた。 自殺する前に、彼は両親や先生、友達に宛てたメモを残している。その中で、自殺する理由について、「個人的な理由で自殺するのではない。世界の人々に、チベット人は自由と基本的人権を奪われていることを証明するために自殺するのだ」と、はっきりと記している。 また、「チベット人が自分達の自由を獲得するために、毅然として戦い抜いていくことを望んでいる」と述べ、先生やクラスメート達には「私達の母語であるチベット語を守っていくために、一生懸命がんばっていってほしい」と付け加えている。 2008年3月、ルンドゥブはカンツァ地域の小・中学校から中国国旗を降ろして燃やし、その代わりにチベットのスカーフを国旗のポールに結びつけるという行為に加わっている。 現時点で、この学校は厳戒な監視下におかれている。 この情報の提供者は、「チベット域内外のすべてのチベット人に、ルンドゥブの犠牲について知ってほしい。そしてチベットの正義のために勇気の炎を保ち続けてほしい」と述べている。 現在も続いているチベット域内における危機的な状況に鑑み、我々は国連および国際社会・国際機関に対して、以下の点を大至急要請する: 1. チベット域内に、独立した国際事実調査使節団を大至急派遣すること 2. 中華人民共和国政府に対して、自由な報道機関がチベット全域に無制限にアク セスできる許可を出すよう、圧力をかけること 3. 中華人民共和国政府に、チベット全域における残虐な殺戮をやめるよう、圧力 をかけること 4. 逮捕・投獄されているすべてのチベット人を即刻釈放すること 5. 負傷したチベット人達に大至急、医療措置を施すこと 6. 人々の自由な移動を許可し、生活必需品が手に入るようにすること #
by epea_d
| 2008-10-28 17:57
| チベット緊急連帯委員会
2008年7月から8月にかけて、NGOのお手伝いを兼ねてダラムサラに滞在したところ、この街がすっかり気に入りました。
人々にインタビューしたり、写真もたくさん撮ったので、ここに記録しておくことにしました。 ダラムサラやチベットに興味のある方々の参考になれば、嬉しいです。 #
by epea_d
| 2008-09-15 23:59
| このサイトについて
雨の季節には、空のふちが絶えず煙るように雲っていて、 緑なす山々の向こう側を望むことはできない。 ダラムサラに入ってから二週間ほどずっと、 「あの昏い緑の山の連なりが、ここから見えるヒマラヤ山脈の末端」と思っていた。 ある日、豪雨のすき間に霧が晴れ渡った瞬間、 いつも見えていた緑の山々のさらに向こう側に、真白い峰が姿をあらわした。 小さく、けれども傲然と、晴れやかに。 あのあざらかな峰を、 はるかに高く、白く鮮烈な道すじを、ひとびとは越えてくるのか。 ある者は 着のみ着のままで、 ある者は 穴のあいた運動靴で。 ある者は 10代の若さで拷問に晒され、 ある者は 30年以上もの長きに耐えて。 ある者は 自らの手足を凍傷で真っ黒にして切断を余儀なくされ、 ある者は 自らの背中に幼い弟や妹の冷たくなった躯を背負って。 なんという運命。 なんという生。 * すでに秋! しかしなにゆえに永遠の太陽を惜しむのか。 私たちが聖なる光の発明につとめているのであるならば、 ……季節の移り変わりにしたがって死滅する人々からは遠く離れて。 : とはいえ、今は前夜だ。 流れこむ生気と本物の優しさは、ことごとく受け入れよう。 そして、暁が来たら、燃え上がる忍辱の衣を着て、 私たちは輝かしい都市に這入るだろう。 ――― A. R. #
by epea_d
| 2008-09-14 22:52
| このサイトについて
ダラムサラの話ではありませんが、
TSNJ(チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン)のメーリングリストで、次のようなメールが出回っていました。 非常に厳しい内容ですが、読んでください。 3月のデモにあくまでも平和的に参加し、「むしろ暴力行為に訴えようとしていた若者達を説得して止めさせた」ような人が、なぜこのような、むごたらしい、想像を絶する苦痛にさらされなければいけないのか。あまりの凄惨さに、言葉を失います。 しかも、ご家族はご遺体の確認も、葬式も、警察の厳しい監視下で行わなければならなかった。固い口止めを強制されて。 特にマスコミ関係の方々、いらっしゃいましたら、こうした命がけの告発から容易に想像できるチベットの現状について、これからもぜひお心に留めていただきたく思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 =============(以下ML投稿より引用)========================= チベット人のカルサンさん(仮名)のお兄さんがラサのデモに参加しただけで命を落とした真実を語ってくれました。どうかみなさんこの真実を伝えてください。 (お兄さんのお名前は伏せさせていただきました) *************************** 拝啓 はじめまして、日本の皆様。私の名前はカルサンと言います。私はチベット出身です。日本の皆様にあっては、チベットを支援していただいて本当にありがとうございます。今日は、どうか私の兄さんの身に起きたことを聞いてください。 私の兄さんの名前は、兄さん。とても優しい兄さんでした。兄さんは2008年5月末、中国の警察による拷問が原因で死んでしまいました。享年45歳でした。兄さんはごく普通の遊牧民で、5人の子供の父親でした。 2008年3月17日、中国政府に対するチベット人たちによるデモは、チベット全土に広がっていました。私の兄もそのデモに参加しましたが、決して暴力行為は働きませんでした。後日、数人の証人が、兄さんはむしろ暴力行為に訴えようとしていた若者達を説得して止めさせたことを証言してくれています。 デモの後、中国政府は、デモ参加者に速やかに自首するように繰り返し伝えました。兄さんは、自分が暴力行為は行っていないことから、自首をしようとしましたが、自分の名前が指名手配のリストに載っていることを知り、逮捕と拷問を恐れて身を隠していました。警察は兄さんの居所を知るために、兵隊一杯のトラックと11人の警察官で兄さん宅に押しかけて、14歳になる兄さんの息子の頭に銃を突きつけ、父親の居所を聞きだそうとしたのです。さらにを警察署に連行して、殴る蹴るの暴行をして父の居場所を吐き出させようとしました。彼は父親の居所を本当に知らなかったのです。結局彼が警察に開放された直後、兄さんは家に戻りました。兄さんの家族や親戚が集まり、兄さんに自首をすすめました。理由は、中国政府が「自首した者の刑は軽くする。」と広報していたということ。また、兄さんは5人の子供の父親であり、このまま一生逃げ通せるものでも無いということでした。兄さんの息子も警察から帰ってきたばかりということもあり、4月17日、結局兄さんは自ら地元の地方警察署に赴きました。4月27日、兄さんは地方警察署から拘置所へ移送されたそうです。 5月26日早朝、兄さんが死亡したという訃報が家族に知らされました。警察側は、兄さんの死体を家族に見せる前に、まず家族に対して「死因は病気であって、拷問ではない」と主張したそうです。そして、これから見ることを決して公言してはならないし、死体の写真を撮らないということを誓わされたということです。しかし、病院のベッドに横たわっている兄さんの死体を見た家族や親戚は言葉を失いました。鼻の下辺りから胸の辺りまでの皮膚は火傷による水ぶくれで覆われており、背部は、首の下から腰の辺りまで痣だらけで、肌色の部分がほとんど無い状態だったそうです。 5月30日、警察の監視の下、兄さんのお葬式が行われました。葬列者数も警察により制限されていたため、たった7人の列席者だったそうです。チベット式の弔い方法・鳥葬により執り行われました。その過程で、参列者達は、兄さんの内臓を目にし、そして兄さんの死因が拷問であったということを100%確信したそうです。右側の腎臓は、つぶれてしまっていたそうです。胆嚢も完全に潰れてしまっており、胆汁が中から飛び出してしまっていたといいます。肝臓の下部も外的ショックによりダメージをうけていました。そして腸は空っぽで空気しか入っていなかったということです。明らかに、私の兄さんは中国の警察と拷問によって殺されたのです。平和的デモに参加したことが、拷問で殺されるほどの重罪なのでしょうか。 私の兄さんは5人の子供を後に残して亡くなりました。ちなみに長女は盲目です。私の家族達は、命懸けで兄さんの身に起きた真実を私に知らせてくれました。日本の皆様、私の兄さんの死は、チベットで起きていることのほんの一例にしか過ぎません。チベットでは、今もたくさんの人が拷問され、命を危険にさらされています。そして今チベットで起きていることが、世界に黙殺されようとしています。どうか、中国政府による報道を鵜呑みにしないでください。最後まで読んで頂いてありがとうございました。 敬具 Kelsang #
by epea_d
| 2008-09-12 23:28
| チベット関連ニュース
8月下旬よりプレス・リリースの更新が止まっている連帯委員会宛に状況確認メールを出してみたところ、すばやい返事が戻ってきて、驚いた。以前にリンク切れなどの報告で何度かメールしたことがあるのだが、その日の内に返信いただけたことはなかったので。少ない人数で回していて忙しいだろうから、返事がなくても当然、ぐらいのつもりでいた。
この返信によると、 1.オリンピック以後、本土における統制があまりに厳しくなっていて情報を得るのがきわめて難しい状況になっている 2.緊急連帯委員会自体の存続の意義を検討している 以上2点の理由により、リリースの更新を一時停止している、とのこと。 ************************************************ Dear **** We highly appreciate your interest in our website. Well, we have two reasons for discontinuing our press releases; Firstly, it is extremely difficult to receive information from Tibet particularly during the Olympic period as you know, everything is censored and whole Tibetan plateau was under iron gripped situation. And the other reason is; we are working on an issue whether or not this committee will exist or not. If it doesn't, then we have to dissolve the committee. So We are extremely for for the inconvenience caused to you. Well, kindly check these two websites www.tibet.net (An official website of Tibetan Government in Exile) and www.phayul.com These two websites, particularly the latter shares more information about the happenings in Tibet. Feel free to contact us for any assistance May the just cause of Tibet be resolved soon and May Peace prevail on Earth. With Best Regards ************************************************ そこで、「連帯委員会さんのリリースは確認された情報源として頼りにしてきたので、できれば従来どおり、信頼できる情報の発信は続けて欲しい」と返事を書いたら、次のような返信をいただいた。 ************************************************ Dear **** Thank you for your consistent interest in our Press Release. Of course you can explain to your friends what I have explained to you. Press Release is one of the most significant work our committee does. The information in our press release were, unlike other news sources, entirely based on concrete evidences and proof, with the names, age and native of the victims. Unless and until the information is clear, we absolutely do not make a press release. Since our Committee is a government body, it must be always reliable and we also always consider truth and honesty as our greatest weapon and assets against the Chinese Government. Well, concerning the existence of the Committee, the higher level authorities will discuss about it and please remind us later so that we can inform you. I again appreciate your interest in the just cause of Tibet. ************************************************ 委員会においてもPR活動には力を入れてきており、具体的な証拠にもとづいてリリースを作成しており、日時や犠牲者の名前・年齢などの情報を盛り込んできた。政府関連団体である以上、情報の精度や信頼性を意識してきた、と。 「真実と正直こそ、中国政府に対抗する私達の最大の武器・財産と考えています」 とのことです。 #
by epea_d
| 2008-09-05 22:16
| チベット緊急連帯委員会
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